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プロである教師にはストレスマネジメントが必要であーる|ストレスコーピング理論から学ぶ「自分を守る方法」

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最近、スプラトゥーンの新作、レイダースにハマっておりまして睡眠時間を犠牲にしている悪い子です。お陰で表のステージはクリアしました!まあ、楽しいのですがやっぱり普通のスプラトゥーンの方が好きですね。シャケの行動パターンが読めると、ゲームではなく作業になっていくので…。 さて。今回のブログはストレスコーピング理論。プライマリ・ケア医程度のものが、ストレスについて語るとはのう…と精神科の先生から怒られそうな気もしますが、プライマリ・ケア医としての予防としての感覚、産業医としてのストレスマネジメント、そして、公認心理師としての学びをミックスしてお伝えしたところです。 教員の先生方に ストレスコーピングについて お話ししました 「先生は大丈夫です」と言う人ほど、本当に大丈夫なのか きっかけは、以前から関わりのあった先生から「ストレスへの対処について話してほしい」というご依頼をいただいたことでした。「Yes!勿論です!」と言って受けたのは良かったんですが、よくよく考えてみると少し緊張しました(ストレス!!)。 というのも、教員の先生方というのは、言ってみれば「人に教えるプロフェッショナル」。そんな先生方に、自分がストレスについて教える!?ということで、「どう伝えたらいいのだろう」と考えました。 ただ、準備をしていく中で、改めて感じたことがあります。それは、先生方も一人の人間であり、当然ストレスを感じることがあるということです。そして、むしろ責任感が強い人ほど、自分の疲れに気づきにくいことがあります。 教員の仕事は、外から見える以上に負担が大きい 教員の仕事というと、「授業をする仕事」というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実際にはそれだけではありません。授業準備、生徒対応、保護者対応、学校行事、書類作成、同僚との調整など、多くの仕事があります。 もちろん、私は学校現場のすべてを知っているわけではありません。教育現場には、私には見えていない大変さもたくさんあります。ただ、産業医として働く方々と関わる中で感じるのは、長時間労働や責任の大きさが健康に影響することがあるということです。 調べてみると、教員の労働時間は非常に長く、開業医の労働時間と近い水準という調査もあります。もちろん仕事内容は全く違いますけど。ただ、「人を支える仕事」であること、そして常に責任を背負っている...

病気が治らない理由は体だけじゃない——疾病利得と自立の話

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「体調が悪い方が都合がいいかも」って、ふと思ったこと、ありませんか。 まー、言いにくい…いや言いにくくもないんですけど、僕はあります。 20歳くらいのとき、部活のラグビーで足を骨折して入院したんですね。4週間くらい。 で、これがね、びっくりするくらい楽で。「あ、なんか、のんびりできる…これ、いいな」って思っちゃったんですよ。 もちろん、ケガはしたくないんですけど、でも「休める理由ができた」っていう意味では、どこかホッとしていた。この感覚、ちょっと引っかかりませんか。 余談ですけど、ラグビーやっているやつで辞めたいと思ったことがないやつは偽物か本物です。 毎日、毎日僕らは鉄板の~ 日常がきつすぎると、どうなるか。 休む理由がほしくなる やらなくていい状態に逃げたくなる 無理しなくていい環境を求める で、その結果として、「不調」という形で表現されることがあります。これ、病気がウソだという話ではないです。ただ、“行動としての意味”を持っていることがある、という話です。 犯人は…キミではない!! 現場でよく感じるのは、こういうケースです。「治ったら困る環境が待っている人」は、回復が遅い。 例えば、 退院したらすぐ仕事復帰 家庭での負担が大きい 人間関係がしんどい こういう場合、体は回復していても、どこかで“戻りたくない”という力が働きます。 腰痛やめまいでもよくあります。腰痛も精神状態が悪いと長期化するって論文もあります。検査では問題が少ないのに、症状が長引く。これ、体の問題というより、環境とのミスマッチが強いケースですね。 正直に言うと、「症状が問題なんじゃなくて、環境が問題だな」と感じることは、少なくないです。 疾病利得 ここで出てくるのが「疾病利得」という考え方です。 簡単に言うと、“ 病気でいることで、何かしらのメリットを得ている状態 ”です。 Wikiによると… 病いであることから得られる利益。フロイトによれば、心的な苦痛を回避するために内的葛藤を抑圧し、その結果神経症のような症状へ逃避する第一次疾病利得(primary gain)と、疾病であることで周囲の者や社会から同情・慰め・補償などを得る第二次疾病利得(secondary gain)とに分けられる。精神療法では、これら疾病利得に由来する抵抗を解決し、患者の自我がふたたび現実に立ち戻れるようにすることが治療目...

「腰が痛い」と言えないあなたへ――腰痛と心のつながりを考える

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会社での会議が長引いたある朝、ふと立ち上がろうとして「うっ」と腰を押さえる…。こんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。 腰痛は、ありふれた不調のひとつです。日本人の約80%が一生のうちに一度は腰痛を経験するといわれており( 2022年国民生活基礎調査 )、とくに働き盛りの世代に多く見られます。 しかし、その腰痛。もしかすると、ただの「体の不調」ではないかもしれません。 「どこも悪くない」と言われても、痛いものは痛い レントゲンもMRIも異常なし。でも、腰は痛い―― こうした「非特異的腰痛」は、腰痛全体の約85%を占めるとされています( 腰痛対策:厚生労働省 )。つまり、ほとんどの腰痛には明確な“原因”が見つかりません。 そして近年、この非特異的腰痛には、 ストレスや心理的要因 が密接に関係していることが分かってきました。腰痛診療ガイドラインでは、マインドフルネスや認知行動療法、漸進的筋弛緩法などが効果があると示されています。 とくに、責任の重いポジションにある方、管理職や経営層では、仕事上のプレッシャーや意思決定の重圧が、知らず知らずのうちに体に表れることがあります。 私たちはそれを「心因性腰痛」とは呼びません。ただ、「痛み」と「こころ」は無関係ではいられないのです。 長引く腰痛の背景には「心のサイン」があるかもしれない 腰痛が3ヶ月以上続く場合、それは「慢性腰痛」と定義され、通常の鎮痛薬だけでは改善しにくくなります。この段階では、 メンタルケアの視点を含めたアプローチ が重要になります。 たとえば、うつ病を背景に持つ患者さんでは、脳の「痛みの感じ方」自体が変化していることがあります。身体的な痛みに過敏になったり、活動量の減少によって筋力が落ちたり、悪循環に陥りやすくなるのです。 そんな時、ただ痛み止めを出すだけでは足りません。 小さな一歩が、大きな変化を生む 当院では、そうした患者さんに対し、以下のような対応を行っています: 痛みに対する正しい理解を共有(痛み教育) スモールステップの運動療法(例:5分の散歩から) ご本人の価値観を大切にした面接(動機づけ面接法) 必要に応じた他院との連携(整形外科での重大疾患の除外、精神科・心療内科との協働) 実際に、うつ病を治療中のある方は、「運動なんて...