介護系お勧め図書

「楽になる認知症ケアのコツ」この本は、日常的なケアに役立つ具体的な対処法を豊富に盛り込んでいます。特に認知症ケアに関わる専門職や家族にとって非常に有益な内容となっています。ユマニチュードの本も読みましたが、やや具体的な内容にかける内容でした。一方この本は具体的なケアを非常にわかりやすく紹介してくれます。豊富なカラーイラストと図解が掲載されており、現場での実際のケアがどのように行われているかを視覚的に理解できます。読みやすく分かりやすいです。サクサク読めます。個人的に特に評価したいのは、BPSD(行動・心理症状)に関するスコアリング方法の紹介です。BPSDは介助者ごとに感じ方が異なるため、スコアリングを通じて状態を客観的に評価することができ、家族への納得感を高めるとともに、経過観察にも役立ちます。認知症ケアに関わるヘルパーさんや看護師さんにとっても必読の内容です。また、認知症患者を家庭で介護している家族にも、ケア方法を学ぶための有用な参考になります。是非、在宅医療に関わる看護師さんは「自宅」の介護をしている家族に、認知症の患者さんへの関わり方を紹介できるようにしておいて欲しいと思います。介護士さんの方がこの内容については看護師さんより上手であって欲しいと思います。本書の中で特に印象的だったのは、高齢者に対するリスペクトの重要性です。認知症の方々に対しても、常に尊敬の気持ちを持ち、ポジティブな態度で接することがケアの基本であると強調されています。このような心の持ちようが、ケアの質を向上させる大切なポイントです。これはユマニチュードと同様です。認知症患者は増加し続けており、そのケアは今後ますます重要になります。現場で実際に役立つ情報が満載であり、専門職だけでなく、一般の家族やケアをしている方々にも有益な内容が提供されています。看護師さんだけではなく、事務員も読んでおくと高齢の患者さんへの対応も上手になると思います。また、認知症の家族を持つことは珍しいことではありません。その時の知識としても有用です。

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